「幻冬舎文庫 明治時代の人生相談 山田邦紀」という本で、当院に通院されている方が書かれたものです。

内容はというと、明治・大正時代の新聞における人生相談とコメントの投稿記事で、その頃の時代背景が伝わってくるユーモアあふれる本でした

悩みの内容も素朴すぎて、現代では考えらないような話で、またそれにコメントする当時の記者の投稿がまた大変お堅い話なっています。その時代遅れのやり取りに著者がコメントを入れるという内容で、つい「ぷっ」と噴出してしまいます。

明治41年3月末に起こった事件から覗きのことを”でばがめ”と言うようになった。
その事件とは、郵便局長婦人が殺された事件で、この犯人が池田亀太郎という婦女暴行常習犯の植木職人で、湯屋で被害者の姿を見て犯行に及んだ。
この亀太郎、出っ歯だったので植木職人仲間うちでは「出歯亀」と呼ばれており、以降、覗き見みを「出歯亀」と称するようになったそうです。
この解説を読んで以前からの謎が解けました


機会があれば読んで見て下さい。
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