
女子シングルスの第5シードで、ローランギャロス(全仏オープン)を制したスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)の1回戦は、312しか椅子(いす)席のない14番コートで行われた。全仏女王の威光も通用しないとは、さすがウィンブルドン、と妙なところで感心したのだが、その後“事態”はエスカレートしていく。
![s-200906300001-spnavi_2009063000001_thumb[1].jpg](https://kuniyasu-shinkyuu.up.seesaa.net/image/s-200906300001-spnavi_2009063000001_thumb5B15D.jpg)
クズネツォワは『3番コート』で行われた2回戦のあとで、こう語っている。
「私はセンターコートに入れてもらえなくても何とも思わない。でも、ビーナス(・ウィリアムズ=米国)は1番コートで、ディナラ(・サフィーナ=ロシア)は2番コートなのに、それほどランキングの高くない選手がセンターコートなのよ。もちろん彼女たちも優れた選手だし、私はリスペクトしている。でも、これには驚いたわ。

この日、センターコートで行われた女子の試合は、カロライン・ウォズニアッキ(第9シード=デンマーク)とマリア・キリレンコ(ロシア)の2回戦だった。また、その翌日には、ビクトリア・アザレンカ(第8シード=ベラルーシ)とソラナ・シルステア(第28シード=ルーマニア)の3回戦をセンターコートに入れるという大抜擢(ばってき)もあった。
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