2019年04月25日

大東流での学び

 合気道は「剣を使わない剣術」と言われ、剣の理法に基づいた武術です。
構え方も左右ありますが、右構えはいわゆる剣術と同じ構えをします。

 しかし、古流の剣術と現代剣道の違いはあります。

 先日、楽心館(大東流)の先生に教わったことですが、「古流の剣術と剣道はスイッチを入れかえて、違う武道だと認識して稽古をして下さい」
「古流剣術では構えは、足腰の緩みをもって踵(きびす)をしっかり地面につけて、天地人の力をしっかり感じそれを剣の振りに繋げていきます。」と言われていました。

 その理由としては、戦国時代の大戦は田んぼでしていたそうです。田んぼの借り賃を地主に払い、そして破れた武士の名前がかかれた鎧等を故郷に送ってもらう代金も大戦の前に払っていたということをお聞きしました。

 話は構えかたに戻りますが、足腰に緩みをもって踵をつける構えは、田んぼでの決戦ということで、ぬかるみに足がのめり込んでしまうので、相手を切ろうとするときに身体の緩みで、足がぬかるみにのめり込まないように剣を振り戦う時にはしっかりきびすを付けることが必要だったということです。
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 時代は変わり現代の剣道では板間で稽古や試合をするために固定された板間であれば左の踵を浮かした状態で打突する方が力とスピードが加速することが可能となります。
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古流、劍術の写真は踵が浮いていません。

 先日のグラストンテクニックの研究会で、思ったことですが、構造力学的に剣道で言う「左の膝を伸ばした状態で踵を上げなさい!」という教えは、運動力学的にも正しいことだということを再確認しました。

 まず膝を曲げないということは、弓でいう弦を張るという状態です。
弓(弓幹)の部分が人間で言おうと骨で、弦(つる)の部分は筋肉です。
弦(つる)をしっかり張ることによって筋肉の伸張度が増し、しかも踵を浮かすことでより弦である下腿三頭筋やふくらはぎの緩みをよりなくして伸張反射をうまく使えることになります。
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剣道で言う膝を伸ばして踵を浮かすことは、膝の動揺を減少させて、筋力と俊敏性、スピードが高まり、加速力が良くなることに繋がります。
 これらのことから、時代と環境によって武術も変化していくのだと思うと同時に武術の難しさと深さを感じる次第でありました。

 朝の慌ただしい時間にブログの投稿をしておりますので、誤字脱字が多いと思います。
 恐縮ですが、お気づきの方は訂正のご連絡を頂けると幸いでございますm(_ _)m
また、投稿写真・投稿内容等について、問題がありましたらご連絡ください。直ちに削除致します。
新中野の國安鍼灸整骨院

posted by のりじ at 07:22| Comment(0) | 剣道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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