毎年三月に茨城県の水戸で、全国少剣道錬成大会が開催されていまた。
その大会は水戸で行われますが、私が通っていた岡山の研心館道場は、試合後は東京の後楽園などで遊ばせてくれるプレゼントがついていました

子供のころはそれが魅力で、大会のメンバーに選ばれるために、剣道の稽古に励んでいました

私は、8年前から現在の東高円寺に住んでいますが、その当時からとても気になっていた建物がありました。その建物は家の近くで、今は保険会社が保有しているようですが、その前を通るたびになんだか懐かしく、心引かれていました。

30年以上前の小学生の時、水戸大会のメンバーに選ばれて、初めて上京した際に泊まった宿がその建物だと直感しました。当時の館長先生が国鉄の職員だったので、古い記憶で国鉄の保養所だったような気がしていたので、古くから住んでいる方に聞いてみたら、その場所がそうだったと言っていました。
今も当時の記憶があり、その宿の部屋の間取り、夜に皆で枕投げをしたこと、床の間に飾ってあった50〜60cmほどの仙人のような木彫りの像を寝ているチームメートの布団に一緒に寝かせたりしたことなど楽しい思い出がありました

先月、母が上京してきた時、「こんな懐かしい写真が出てきたよ」と見せてくれたのは、その東高円寺の建物の前で、水戸大会に出場したメンバーと同行した家族との集合写真であり、そのなかにパンパンに太っている自分を発見しました



初めて上京して宿泊した宿が、現在の自宅の東高円寺というのは偶然です。また、同じ杉並区で東高円寺に近い、方南町の佼成武徳会剣道部に20数年お世話になっているのも何かの縁で、そのときから何かで繋がっているような気がします。